『大日本史料』第三編(保安二・三年分)編纂メモ

保安二年(1121)・同三年(1122)と単純に変換しています。雑載は0月、閏月は空いているところに。

忠通家歌合

渡辺晴美「忠通家歌壇形成に関する考察−先行歌壇との関連について−」(『和歌文学研究』51、1985年)。
鳥井千佳子『忠通家歌合新注』(新注和歌文学叢書18、青簡舎、2015年)が刊行されました。「保安二年 関白内大臣家歌合」の全文校訂本文に現代語訳・注釈が付され、「藤原忠通と忠通家歌合について」の全体解説を収録。裏書判について、当座で交わされた議論を判者源基俊と別人が記した記録、表側の判は、基俊が整理して後日提出したものと推測。