『大日本史料』第三編(保安二・三年分)編纂メモ

保安二年(1121)・同三年(1122)と単純に変換しています。雑載は0月、閏月は空いているところに。

『類聚世要抄』★

26冊330頁以下 http://clioimg.hi.u-tokyo.ac.jp/IMG/850/8500/02/0326/0330.tif
荻野三七彦編『お茶の水図書館蔵成簣堂文庫「大乗院文書」の解題的研究と目録』上、395頁以下・422頁以下・350頁。
レクチグラフ[6800-200-80〜91](巻子本巻一の冒頭部を補う新写本は写真なし)。
『類聚世要抄』は、興福寺関係の年中行事書で、行事ごとに歴代院主の日記から記事が引用されている。故実書+勘例となっており、一種の部類記。収録の方針は、現状の巻別の形態は残し、「大暦記」の記事を、既刊冊に収録済みの記文(大日本史料総合データベースから書名検索)を含めて収載。年月日順に配列しなおして、もとの「大暦記」の状態に近づけることも考えられるが、『類聚世要抄』全体の翻刻がないので、巻順→年月日順の加工は可能だが、年月日順→巻順の復元は不可能と考えると、巻順を残すことがベター。年月日順の一覧は別表(整形中☆)。